言語の本質は、人間の活動である―—ある個人の側では、自分の考えを相手に理解させるための活動であり、べつの個人の側では、相手が考えていることを理解するための活動である。

わたしの真剣な努力は、すべての言語の文法の根底にある大きな原理を正確に浮き彫りにし、もって堅実な心理学と穏健な論理学と言語史の確固たる事実に基づく文法学に寄与することである―—デンマークの言語学者イェスペルセン(一八六〇‐一九四三)の代表作。(全三冊)

岩波文庫『文法の原理』初版より

『文法の原理』はデンマークの言語学者イェスペルセンの代表作である。二十世紀前半の大言語学者であり、現代にいたるまでその影響は大きい。

1924年に発表された本作は、その後約100年を経ても古びることはない。15年の歳月をかけてまとめられ、イェスペルセンの言語観・言語理論の中心をまとめた本である。

彼は言語をコミュニケーションの手段だと考え、すべての言語の根底にある原理を明らかにしようとしたのだ。

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